【寺田のシナリオ作成:第14回】中盤で提示するべき課題と情報〜その1〜

さて、誰も待ってないかと思いますが、今年の1月から更新の止まっている
【寺田のシナリオ作成】をそろそろ終わらせる為に続きを書きましょう!
#ここで書かなきゃ年超えそうだしね。(^^;


それでは、今回は「中盤で提示されるべき課題と情報」です。
前回までの内容を基に、序盤→中盤→終盤の展開を考えるとシナリオの舞台は、以下の様に変化します。


大都市

探索の舞台(寺院)

善なるものが封じられている泉


こうして見ると、舞台がめまぐるしく動くわけではないので、一本道な印象が強くなります。
このようなシナリオの場合は、各舞台でのプレイヤーの自由度を増やす事で対処します。
大都市ではシティアドベンチャー部分の自由度を、
また探索の舞台と泉ではプレイヤーの選択で展開が変わる様にするといいですね。


大都市のシティアドベンチャーは、情報の入手元を複数にするだけで、プレイヤーは各自勝手に動くものです。
セッションに関係ある事から関係の無い事まで、思いつく限りの行動を街ではプレイヤーはしてくれます。
GMは、ネタを考えるよりも上手くプレイヤーのやりたい事を引き出しながら、制御する方が大変でしょう。


一方、探索の舞台を考えていた時に、プレイヤーが考えるだろうな、とネタで浮かぶのは、
全く関係の無い宗教団体が探索するべき寺院を新しく根城にしているという・・・
更にそれが邪教もしくは何らかの厄介な存在なら展開は広がりますが、
セッションの時間は展開の広がりと比例して長くなります。


今回、セッションの時間はあまり考えていませんでしたが、
普通のセッションの場合は4〜5時間という所でしょう。(今の時代では長めかも・・・)
序盤の大都市でシティアドベンチャーをするのであれば、1〜1.5時間は使うでしょうから、
残り時間を2.5時間から3.5時間とすると、探索の舞台か終盤の泉のどちらかに時間のかかる展開を集中させるべきかもしれません。


展開を考えると・・・中盤で厄介な存在との戦いがあり、それを打ち倒すか逃げるかして、泉で目的を果たそうとする時・・・という話の方がストーリーは盛り上がりそうです。
中盤で時間の掛かる展開をする事にしましょう!