華氏911

行政書士になる為、勉強中の友人と華氏911を見に行きました。
行政書士の試験は、10月なので、「最後の息抜きに・・・」と付き合ってくれました。
試験勉強頑張れー。


映画は、いつもの通り、チネチッタで見たんですけど、
映画を見る前にチネチッタ内部の紅虎餃子房で食事。
映画館の中にレストランがある感覚なので、ここまで映画館と近いと便利だね。
チェーンレストランだけど、手軽な中華で結構好きなんですよね。
棒餃子は、すんごい旨い、ってわけでもないんだけどね。

食事の時に行政書士の試験問題/参考書見せてもらったけど・・・頭痛くなりそう。
まぁ、向こうもコンピュータ関連の試験見せられてもチンプンカンプンだろうけど、
ああいう試験の勉強って「記憶量」が半端じゃなく多く見えるんですよね。


コンピュータの勉強って、ポイントさえ抑えれば、
記憶量ってそんな大した事は無いと思うんですよ。
(いや、そんなにできるわけじゃない私が言える台詞では無いかも知れませんが)
法律を覚える事に比べれば、ねぇ。
でも、一般教養とかで行政カードとかの話があった時には、
「あ、もうちょっとニュース見なきゃ」とか少しマジメに考えてみたり。

映画の方は、マイケル・ムーアの前作「ボウリング・フォー・コロンバイン
に比べるとエンターテイメント性は薄れたね。
ブッシュ政権の腐敗政治に関して、血縁経営とイベントに関して、
どちらかというと極力事実だけを描いている様に見えました。
#途中のネタは、あの監督の押さえ切れないエンターテイメントの性でしょう


ま、実際、あの映画で描かれている事がどれだけ真実か?という話になるんでしょうけど、
恣意的な構成であっても、情報は事実でしょう。
その意味で「デタラメ」という話はあっても、裁判沙汰にはアメリカでもあまりならない。
この映画を出す時には、すごい検討したんじゃないかな。


ドキュメンタリー映画としては、良かったですよ。面白い。
アメリカがおかしいのは昔からですけど、ブッシュがあの日、選挙に勝ってしまってから、
アメリカは更に情報が偏ったおかしい国になっていると思います。


昔、アメリカ留学していた時にも感じてたんですけど、
日本人ははっきり言って情報富裕国だと思っています。
そりゃあ、国外に対する興味やメディア側の報道は少ないかもしれないけど、
平均的なアメリカ人の方が「海外に興味は無い」ですから。
あ、自国が戦争吹っかけている国には、そりゃあ興味持ちますけど、
情報は日本以上に粉飾されていますよ。湾岸しかり、今回もしかり。


そうした意味では、アメリカ人にとって必見のドキュメンタリー映画かもしれません。
映画の最後で息子を亡くした女性のワシントンD.Cのやり取りはアメリカの縮図ですし、
彼女の言った「自分は何も知らなかった」も本気の言葉でしょうから。


一緒に見に行った友人は、SAPIO好きの国粋主義者(本人談)なので、
映画後に盛り上がって飲んでました。
お互い、留学しててアメリカのいい所も、やな所もそれなりに見たと思っているので、
話が弾みましたね。(^^;


ケリーに勝って欲しいのですけど、
いい勝負をしているアメリカを見ると「ま、景気良ければ全て良しな国だし」
なーんて、冷めた目でニュースを見ちゃったりするです。